連鎖退職は、企業が崩壊する危機に瀕します。
なぜなら近年、人手不足の企業が倒産する事案が急激に増えているんですね!
そして連鎖退職を放っておく期間が長くなるほど、再建が難しくなることも…
そこで社労士かつ採用代行を経営する私が、連鎖退職が発生してからでも立て直しできる解決策をありのままお話しします!
本記事では連鎖退職の根本的な原因から読み解く特に有効な解決案を、実際の私の経験を踏まえてお伝えします。
本記事を読むことで、問題の肥大を抑制しつつ企業が推進できるのでぜひ実践してみてください!
それでは解説していきます。
連鎖退職が発生する5つの要因

連鎖退職が発生する原因は5つあります。
| ・優秀な人の離職 ・過重労働 ・労働条件の不満 ・人間関係が劣悪 ・会社のビジョンが見えない |
上記に該当する場合は、企業に対してダメージが少なくても、すぐに対策が必要なので今すぐ動いてください!
それでは一つずつ解説します。
①優秀な人の離職
優秀な人材が辞めると、連鎖退職が発生します。
なぜなら、優秀な人は周囲への影響が大きいため、「あの人が辞めた会社に残るのはマズイんじゃないんだろうか…」という思いが芽生えて、他の従業員まで退職に動き出すからですね。
特に中小企業で、優秀な人材の退職を筆頭に連鎖的に複数の従業員が辞めて職場が崩壊する問題が勃発しています!
優秀な人材は影響力がある分、社員の一人と捉えずに組織を担う人材だという意識を上司が持っておく必要はありますね。
優秀な人も理由があって辞めるので、辞める前に原因を突き止めましょう!
優秀な人が辞めた末路は下記の記事をご覧ください。
②過重労働
人手不足の影響で、従業員の時間外労働が増えると連鎖的に人が辞めます。
なぜなら、一時的な残業ならまだしも慢性的に長時間労働を強いられると業務に耐えられなくなって疲弊した結果退職に至るからです。
また、働きすぎは脳の適切な処理判断が失われるのでミスが増えたり生産性が落ちて、時間を投下した割に効率が落ちる事態も実際にありえます。
すごく忠誠心が高い人が、体を酷使して疲れ果てて辞めていく人を何人もみてきたので、休息は絶対に欠かせません!
人件費を削ると企業の損失の方が大きくなるケースが多いので、適切な人員配置を定着させましょう。
③労働条件の不満
仕事の成果に対しての適切な評価がされないと、従業員は不満を抱いて退職します。
なぜなら、自分の頑張りが反映されない場合、「この会社では頑張っても無駄なんだ」と感じて仕事に対するモチベーションが下がっていき辞める選択をとるんですね。
例えば、残業をしているのに超過分を適切に支払われないなど、その状態が続くと気付かぬうちに見切りをつけられていたりするんです!
会社が従業員からの信頼を失うと利益は落ち続けるので、環境を整えることは必須ですよ!
従業員にプラスな改善を進める企業は、定着率が高いです。
④人間関係が劣悪
人間関係が悪い会社は、連鎖退職の確率が高いです。
なぜなら、会社の派閥によって辞める人が出ると、必ず他にも不満を抱いている人がいて、同じように会社を離れるからですね。
「人間関係」は会社を辞める理由の上位に入ってくるほど、切っても切り離せない社会問題でもありますね。
※参照:リクナビnext
中小企業は大手に比べてコミュニティも狭いので、会社の方針や上司のまとめ方が重要になってきますよ!
チーム力のある企業ほど大きく成長していますね。
⑤会社のビジョンが見えない
企業に勤め続けた先がイメージできないと、従業員は離れていきます。
なぜなら、将来性のない企業だと思われて競合他社に転職してしまうからですね。
例えば20代の若手や優秀な社員は、将来を見据えて早めの判断が大事だと考えているので、転職の決断も早いんですね。
従業員の定着には、企業が「どんな将来設計でどんな方向性で向かうのか?」提示することが求められます!
「この先もこの企業で働きたい!」と思う人が多いほど企業は大きくなりますよ。
連鎖退職を放置した4つの末路

連鎖退職を放っておくと、企業の損害となる末路が4つあります。
| ・負担増でさらなる退職者を出す ・生産性が落ちる ・顧客が離れる ・倒産 |
再起不能になる前に、改善策を試して職場崩壊を防ぎましょう!
それでは解説します。
①負担増でさらなる退職者を出す
連鎖退職をそのままにしておくと、従業員の負担は増していき退職者が止まりません。
なぜなら、見通しの立たない今の環境では働き続ける気力も徐々にすり減っていくからですね。
実際、連鎖退職の流れを止めきれずに退職者増加の影響で企業の存続が難しくなった事案が増えています!
人手不足は仕事の全ての悪循環を生み出すので、最優先事項ですよ!
従業員は過酷な時の会社の反応を見ていますので、人員確保に乗り出して信頼を勝ち得ましょう。
②生産性が落ちる
連鎖退職が発生すると長時間労働でカバーしきれず生産性が落ちます。
なぜなら、一時的に生産を維持できても人が足りない職場環境では長続きしないからですね。
| 工場での実例 |
| ・疲労や注意力の低下によって、ヒューマンエラーや製品の検品漏れ、さらには労働災害が発生している。不良品の修正や事故対応に余計な時間がかかり、結果的に全体の生産効率が落ちる。 |
長時間労働は、繁忙期にはやむを得ない時もありますが常態化されてしまうと逆に効率を下げることになるので人手不足解消は必須ですよ!
品質に影響が出る前に対処できるかが分岐点です。
③顧客が離れる
連鎖退職に対応しないと品質低下をまねき、いずれ顧客のクレームにつながります。
その理由として、ミスを誘発させる環境となってしまっているため品質が下がったまま改善できない状況となるからですね。
| 物流業界の実例 |
| ・ドライバー不足により、指定された日時までに荷物を届けられない場合や、再配達の依頼に対して希望日時に対応できないケースによって依頼が減少している |
顧客が離れると、新規の獲得に影響してくるので甚大な被害を被ります。
信用を取り戻すのは苦渋を極めるので、クレームが出る前に打開しましょう!
④倒産
連鎖退職が進むと、最終的に倒産します。
その理由として、「従業員の過重労働」「生産性の低下」「顧客離れ」が進行した結果として倒産してしまうからですね。

上記グラフのように人手不足倒産は、急激に増加しています。
※参照:東京商工リサーチ
そのため、人手不足はもはや軽視できない企業課題として向き合うことが企業に求められていますよ。
すぐに対策できる企業ほど立て直しができているので、少しの違和感も見逃さないようにしましょう!
連鎖退職が発生した後でもできる5つの対応策

連鎖退職が起きた後でも対応できる打開策が5つあるので紹介します!
| ・採用代行の活用 ・労働環境の改善 ・人材育成の強化 ・企業のビジョンを周知する ・一人一人の悩みを聞き出す |
連鎖退職から復活した企業は共通して、上記を取り組んでいますよ。
それでは一つずつ解説します。
①採用代行の活用
中小企業は特に、人手不足解消するのに採用コンサルを利用することが効果的です。
なぜなら、時間と工数のかかる採用業務を取りまとめて依頼できるのに加えて、人材のミスマッチを避けられるので、採用負担をかけずに良い人材確保もできるからですね。
また、中小企業の経営者様は社長自らが採用業務をこなすことも多く、採用が思うように進められないというお悩みが本当に多いです。
そのまま採用を放置していると、結果的に求人広告費を払い続けて余計な支出が増えて企業の資金が削られることも…
後ほど実例を紹介しますが、採用は一人で抱え込まずに結果を出せる採用のプロに任せることで人手不足問題を解決できる確率が高まりますよ!
私が運営する“ヒトカラ”は中小企業様を支援しており、採用に関するほんの小さなお困り事も承っております。
②労働環境の改善
現段階の労働環境を見直すと、従業員は安定します。
なぜなら、離職する人は労働環境に不満を抱いて退職を決意するケースもあるからですね。
退職理由の上位2つは、「評価制度・給与」「職場の人間関係」の項目が占めています。
| 具体的な労働環境の改善案 |
| ・正当な評価基準を設ける ・成果を挙げたら賞与として還元する ・社員の希望を考慮した配置転換 ・リモートワーク・フレックス制度の導入 |
職種によって難しい場合もありますが、まずは従業員の声に耳を傾けてみると、社員の活力も変化しますよ。
③人材の育成強化
人材の育成は、組織が停滞しているときにこそ必要です。
なぜなら、企業を安定させるには人の成長が欠かせないからですね。
| トヨタ自動車の成功例 |
| ・「職場先輩制度」の徹底。入社後3年間、指導職以上の先輩社員が1対1でキャリア相談や業務指導を継続。 ↓ ・新人の心理的安全性を確保し、早期戦力化と離職率の低下を実現する。 |
参照:人材育成の事例13選
人の成長に惜しみなく投資できる企業は、安定した事業展開をしていますよ!
長期的にみて利益を得る計画を立てましょう。
④企業のビジョンを周知する
会社の現在地とどこに向かって進んでいるのか?周知することで連鎖退職を抑えられます。
なぜなら、企業の方向性を社員に定期的に伝えることで、ブレないチームワークが身につき全員でフォローしあえる環境を作れるからですね。
| Amazonの共有例 |
| ・理念…「地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供すること」 ↓ ・従業員全員が顧客体験に徹底的にこだわる姿勢を、ワンクリック決済や迅速な配送システム、プライム会員特典という具体的なサービスとして顧客に届けている。 |
「ビジョンを通じてどんな価値提供できるのか?」従業員が考えられる仕組み作りが良いビジョンですね!
従業員が方向性を見失わないために、定期的に共有することが必要です。
⑤一人一人の悩みを聞き出す
1on1を設けるなど、意見を言える環境設定は従業員の安心に繋がるため連鎖退職を防げます。
その理由として、1on1の面談は社員の離職率低下や愛社精神向上に大きな成果が期待できるからですね。
| 具体例 |
| ・1on1を通じてカスタマーサポート(CS)チームの課題を正確に把握し、適切なケアや業務改善を行った結果、離職率を大幅に低下させることに成功した。 |
※参照:HRNOTE
1on1は従業員の安心から企業の信頼にまでつながりますし、リスクなくすぐにできる取り組みなので迷わず実施してください!
従業員の不安を取り除くことで、企業の安定は生まれますよ。
従業員の離職から組織を復活させた実例
私が運営する「ヒトカラ」で以前支援させていただいた企業様の採用成功例をお話しします!
その企業様は、離島「小笠原」の観光会社でツアーガイドの募集が来ないことに悩んでいました。
当初の悩みは、「従業員が減りすぐに採用したかったが、求人を出しても応募者が来ない。選考基準に達していない人材も採用してしまいミスマッチが発生した。自社の採用基準に合った人材を採用したい。」といき詰まっておられました。
また、小規模な企業のため経営者様が自ら採用業務をしなければならず、「どうしても採用にしっかり時間が割けない」という問題点もありました。
そして、小笠原は離島のため、採用選考はオンラインのみでしか行えないことや、入社とともに完全に島への移住となるため、ハ ードルの高い選考になると予想…
ところが、課題が複数ある中でも当社が支援を始めて4ヶ月で第二新卒者25歳女性、高校新卒者18歳男性の採用に成功したんです!
| 当社が採用を支援する中で工夫した点 |
| ・求人原稿の表現や情報量の改善 ・掲載する求人サイトを増やし、求人の露出を広げる ・ダイレクトリクルーティングの実施 ・当社にて一次面接まで対応し、経営者様の採用における工数を大幅に削減したことにより応募者を増やし、自社のペルソナに合った人材の選考を余裕を持って行う |
観光業は人手不足が深刻化しており、移住のリスクもあって採用が難しい業種ですが正しい戦略を練ることで採用できます!
人手不足問題にお悩みの経営者様はぜひ“ヒトカラ”にご相談ください。
\企業に欲しい人材を獲得して組織安定が目指せる!/

連鎖退職によって職場崩壊が起こる3つの理由

連鎖退職によって職場崩壊が起こる理由が3つあるのでお伝えします。
| ・人手不足による歪み ・職場環境の悪化 ・上層部への不満 |
人手不足による影響は徐々に企業が衰微していくので、重複しますが早めの対処が必須です!
それでは解説します。
①人手不足による歪み
連鎖退職は、人手不足となって職場が崩れます。
なぜなら、カバーしきれないほどの業務量が一気に押し寄せることで従業員も対応しきれないからですね。
実際に、辞めたメンバーの穴埋めがされず残った人に業務が割り振られます。そして膨大な業務量は残業で賄うしかないので疲弊してさらなる退職者を出す最悪のケースが頻出しているんです。
繰り返しですが人手不足は企業にとって警戒すべき脅威なので、即座に対処しましょう!
人手不足にすぐ対応できる対策は、下記記事をご覧ください。
②職場環境の悪化
続けて人が辞めると職場環境が悪化します。
その理由として、従業員が業務過多によって心身ともに追い詰められた結果、職場環境が悪くなるからですね。
| 実際の例 |
| ・業務のカバーに入る余裕がなくなり、ミスが起きてもそのまま放置されて隠蔽され、クレームにつながった ・ミスを認めることができず、不要な争いにまで発展 ・常にピリピリした環境に嫌気がさして、休職または退職した |
過剰な業務負担は組織を壊します。職場に影響が出る前に人を増やしてください!
人手不足の時は“人員確保”が最善策ですよ!
③上層部への不満
連鎖退職の発生に適切な処置が取れない会社に対して、従業員は不満を抱きます。
なぜなら、人手が少ない窮地にこそ上に立つものの判断が問われるからですね。
| 実際の従業員の不満の声 |
| ・従業員の声に耳を傾けない ・上司の意見は絶対というワンマン組織 ・部下の失敗を自分ごとで考えない他責思考 |
逆に、苦しい時期にこそ上層部が明確な道筋を示せると、従業員の信頼も増して会社は崩れませんよ!
会社を運営していると予期せぬ問題は必ず発生しますが、そこから巻き返せると基盤がブレない会社が出来上がるでしょう。
人が辞めない会社の特徴3選

人が辞めない会社の特徴が3つあるので、参考にしてみてください。
| ・従業員の声に耳を傾ける ・評価制度の明確化 ・会社の理念が共有されている |
私が今まで何百社と携わってきた企業に共通する特徴なので、事業安定させるには間違いないですよ!
では一つずつお話ししますね。
①従業員の声に耳を傾ける
従業員の意見を聞いて取り入れる姿勢は、従業員満足度向上につながります。
その理由として、現場で働く従業員の意見を反映させるとパフォーマンスが向上して、事業の成長を加速させるからですね。
| 具体的な改善案 |
| ・「休みを増やして欲しい」に対して休日日数の見直しや有給取得を促す ・「職場環境を変えたい」の意見は、状況をみながら配置転換を視野に入れる ・「業務が多すぎて処理しきれない」の悩みは業務委託など外部に委託する |
実際が私がみて思ったことは、従業員のことを考えて大切にできる企業ほど離職率が低い傾向だと感じました!
会社が圧迫されないように、戦略を立てて実行する力が求められますよ。
②評価制度の明確化
人が辞めない会社の特徴として、評価制度が整っている特徴があります。
なぜなら、仕事の成果を評価してもらえる環境は社員のモチベーションにつながり、個ではなくチームとして切磋琢磨できる企業になるからですね。
| DeNAの成功例 |
| ・上司と部下の以外に立場や関係性が異なる人たちも評価に加わる ↓ ・360度評価によって、上司だけでは気づかなかった部下の一面や能力などが発見できた。そして、さまざまな人から評価されることで、本人の自己認識に新たな気づきをもたらし業務の活性化がなされた。 |
ただ「大企業だから」ということはなく、中小企業でも行動に移せる会社は良い変革が生まれますね。
評価制度を見直すことで、企業の評価も高まります。
③会社の理念が共有されている
会社が掲げている“理念”を共有することで、人が定着します。
なぜなら、理念を都度共有するとチームとして結束が固まって、自信を持って仕事に取り組めるからですね。
| 理念共有の成功事例 |
| ・社内で優秀な業績を表彰する ・社長が真摯に理念を伝えて従業員と向き合う |
実際に、目標達成している企業の多くは「理念・目的の共有」を実施していますよ。
従業員に道を示すと、迷いなく仕事に取り組んでくれます。
まとめ
本記事では、連鎖退職が起きる理由から職場崩壊を回避する解決策までお話ししました。
結論、「職場崩壊する組織は特徴が決まっているので、正しい選択で問題は解決できる」ということです。
失敗する要因をひとつひとつ潰していければ、必ず道は開きますよ!
少しでも組織が機能していれば挽回出来るので、焦ることなく着実に行動しましょう。
繰り返しですが、早く手をつけるほど解決までの期間が短縮されるでしょう。
それでは本記事のおさらいをします。
| 連鎖退職が発生する5つの要因 |
| ・優秀な人の離職 ・過重労働 ・労働条件の不満 ・人間関係が劣悪 ・会社のビジョンが見えない |
| 連鎖退職を放置した4つの末路 |
| ・負担増でさらなる退職者を出す ・生産性が落ちる ・顧客が離れる ・倒産 |
| 連鎖退職が発生した後でも対応できる5つの改善策 |
| ・採用代行の活用 ・労働環境の改善 ・人材の育成強化 ・企業のビジョンを周知する ・一人一人の悩みを聞き出す |
人手不足のお困りごとは、「ヒトカラ」がいつでもお話し伺います!
企業様のお悩みを一緒に考えて、課題解決しますよ。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
\人手不足を解消して事業の成長が期待できる!/





