今年も全国各地の中小企業様の採用をお手伝いしてきました。
採用活動をしている中で感じたキーワードは
「給与改定」「増員」
以前から人材確保をするために給与の底上げが重要だと議論されてきたことではありますが、今年は目標として掲げるということではなく、実際に社員やパートスタッフの給与を積極的に上げた企業さんが多く見られました。
物価高で収益を上げづらい業態もあるなかで、「対応する人材がいない」ことの方が、利益を取るよりも深刻な問題であると少しずつ浸透してきたのだろうと思います。
また、私自身も企業を経営する人間として、例年の最低賃金の上昇は厳しく感じますが、長い目で考えれば目先の利益だけでなく、企業の長期的な存続のためには人材は貴重な資源であり、投資していくに値する部分です。
働く側も人間ですから、給与があって生活が豊かになって初めて、そこで働く意欲や自社に対するエンゲージメント意識が芽生えるものです。
「なかなか応募が来ない」「良いと思える人材が集まらない」などのお悩みが解決しない企業様で、給与の見直しを先延ばしにされている経営者様はぜひ来年は頭の片隅から少しでも引っ張り出して、10円でも20円でも給与UPの見直しをしてみてください。
それからもう1つ感じたキーワード「増員」について。
採用活動はそもそも、「欠員募集」か「増員募集」「新卒採用」という背景がありますが、欠員が出てから、もしくは社員の退職が決定してから、それを補充するために募集を開始するということが中小企業では一般的でした。
しかし今年は比較的、新規事業での人材募集、業務量増加による人材募集、事業拡充による新ポジションでの人材募集などが多く見受けられた気がします。
コロナが完全に開けて、攻めの人材戦略を取る企業さんが増えていることかと思います。
欠員募集も増員募集も採用活動の難易度は同じですし、工数も同じです。
来年は、より中小企業の人材成長が発展していきますよう、私たちスタッフ一同も採用代行業務の戦略を深めていきたいと思います。
<参考>
2025年度の賃上げ実施状況/小規模企業:従業員20人以下
【全体】 賃上げ実施69.6%(▲4.7ポイント) 未定23.5%(+3.1ポイント)
【小規模企業】 賃上げ実施57.7%(▲5.6ポイント) 未定31.9%(+2.9ポイント)
※本調査は日本商工会議所にて実施
投稿者プロフィール

- 山﨑香織
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山崎 香織(やまざき かおり)|社会保険労務士・「ヒトカラ」代表
中小企業の採用・労務問題に特化したコンサルティングを行う。
企業の「ヒト」に関する課題を根本から解決するため、採用代行(RPO)サービス「ヒトカラ」を立ち上げる。
長年にわたり労務管理および人材採用の現場に携わり、これまでに多数の中小企業の組織づくりを支援。採用戦略の立案から、Indeed等の求人メディアを活用した母集団形成、単なる求人原稿の作成や応募受付にとどまらず、社労士としての専門知識を活かした「労務環境の整備」、採用後の「助成金活用」「離職防止・定着支援」「キャリアコンサルティング」を組み合わせた、独自の『定着する採用の仕組み化』を提唱。
現在は「採用・労務のプロ」として、企業の持続的な成長に伴走している。
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