コラム

【決定版】採用コンサルの費用相場と成果を出す項目選びを社労士が公表

目次

採用コンサルの費用は、契約方法や依頼する業務の範囲によって変わってきます。

そのため、料金の安さだけで選ぶと自社に必要な支援を受けられず、せっかく費用をかけたのに思うような成果が出ず資金が無駄になることも…

気をつけるべきは、費用相場を把握したうえで、自社の採用課題に合った支援項目を選ぶことです!

応募者が集まらない企業と、採用しても社員がすぐに辞めてしまう企業では、必要な対策が違うからですね。

本記事では、社労士の視点から、採用コンサルの費用相場から費用対効果を高める方法、成果を出すための項目選びのポイント4選を詳しく解説します!

記事を読むことで、自社に必要な採用支援と適切な予算の判断ができて、採用から定着までの課題解決に向けた大きな一歩を踏み出せますよ。

採用コンサルの費用相場はいくらか?

悩むキャリアウーマン

採用コンサルの費用相場は、月額制で10万〜80万円程度が一つの目安となります。

ただし、契約方法や依頼する業務の範囲によって料金が変わってきます。

例えば、採用課題の分析や求人内容の改善など、一部の業務を依頼する場合は費用を抑えられますが、採用戦略の立案から選考の改善、採用後の定着支援まで幅広く依頼すると、費用が高くなります。

ここから、採用コンサルの項目ごとの具体的な料金と特徴を紹介しますね!

①月額制の費用相場

月額制の採用コンサルの費用相場は、月額10万〜80万円が一般的なラインです。

ただし、この金額は統一された業界標準ではなく、依頼する業務や支援時間によって変わるので注意してください!

例えば、採用課題に対して一部分の改善について助言を受ける場合は、比較的費用を抑えやすいですが、採用計画の立案から選考方法の改善、採用データの分析まで大枠を継続的に依頼する場合は、支援工数が増えるため費用も高くなりやすいんですね。

費用に幅がある主な理由は、コンサルタントが担当する業務の範囲や稼働時間、採用する職種・人数などが企業によって異なるためです。

そのため、月額料金だけでなく、毎月どのような支援を受けられるのかを確認する必要があります。

月額制は、採用活動を継続的に改善したい企業や、社内に採用の専門知識を持つ人材がいない中小企業に適していますよ。

費用対効果を高めるには、料金の安さだけで判断せず、自社の採用課題を解決できる支援内容かどうかを見極めることがポイントですよ。

②スポット型・プロジェクト型の費用相場

スポット型の採用コンサルの費用相場は数万〜50万円程度、プロジェクト型は30万〜300万円で提供されることが多いです。

しかし、月額制同様、依頼する業務やプロジェクトの規模、支援期間によって費用は変動しますね。

⚫︎スポット型…採用課題の分析や求人票の改善、面接方法の見直しなど、特定の業務だけを依頼する契約方法(求人を出しても応募が来ないなど課題が明確の時)
⚫︎プロジェクト型…採用戦略の策定や採用体制の構築など、あらかじめ決めた目標に向けて一定期間の支援を受ける契約方法(複数の採用課題にまとめて対応したい、採用の仕組みを一から作り直したい時)

費用の比較段階では、改めて金額だけでなく「自社に必要な支援は何か?」を見極めて実行することが大切です!

③成果報酬型の費用相場

成果報酬型の採用コンサルの費用相場は、採用1名あたり数十万〜100万円程度の支援金額が多いです。

しかし、採用コンサル会社は成果報酬型を採用していない場合もあるため、契約前の確認が必要です。

成果報酬型は初期費用を抑えられるため、採用にかかる固定費をできるだけ減らしたい企業に向いています!

その分、成果が出た際にまとまった費用が発生します。

また、「採用決定」「内定承諾」「入社」など、何を成果とするかは契約によって違うので早期離職時の返金条件や追加費用の有無は契約前に必ず確認しておきましょう!

成果報酬型を検討する際は、最終的な採用コストにどれだけのメリットが得られるか?を基準にしましょう。

採用コンサルの費用対効果を高める3つの方法

ヒントを見つけたビジネスマン

中小企業にとって、採用コンサルへの依頼は決して小さな出費ではありません。

費用をかけても採用できなければ、資金が無駄になるだけでなく、求人掲載費や面接にかけた時間、入社後の教育費まで損失となり、危険な状態になることも…

さらに、人手不足が解消されなければ、既存社員の負担が増え、売上の減少や離職につながる可能性も多いにあります。

こうした損失を防ぐには、限られた予算を必要な支援に集中させ、採用コンサルの費用対効果を高めることが必須です!

ここでは、採用にかかる費用や人手不足による損失を抑えたい中小企業の経営者に向けて、採用コンサルの費用対効果を高める3つの方法を具体的に解説します。

・採用目標と成果基準を契約前に決めておく
・採用コンサルに任せる業務と自社で行う業務を整理しておく
・採用から定着まで継続的に改善する

①採用目標と成果基準を契約前に決めておく

採用コンサルの費用対効果を高めるには、契約前に採用目標と成果を判断する基準を決めておく必要があります!

仮に目標が曖昧なまま依頼すると、間違った施策を実行してしまい、採用コンサルのメリットを感じられずに契約が終わることも考えられます。

例えば、求人を出しても応募が集まらない中小企業なら、「3か月以内に応募者数を増やす」といった目標を設定します。

特に、採用担当者や予算が限られている中小企業では、契約前の確認が欠かせません。

採用コンサルとすり合わせておくべき項目
採用目標: いつまでに何人採用したいのか
成果基準: 応募数・採用単価・内定承諾率など、何を指標にするのか
支援範囲: 求人改善や面接対策、応募者対応など、どこまで任せられるのか
追加費用: 契約料金以外に発生する費用はあるか
振り返り方法: どのくらいの頻度で成果を確認し、改善策を話し合うのか

採用コンサルと目標や評価方法を共有しておけば、支援の効果を定期的に振り返り、必要な対策をその都度検討できます。

契約前に「何を改善し、どの数値で成果を判断するのか」を明確にすることで、限られた予算を有効に活用し、採用活動の改善につなげられますよ。

②採用コンサルに任せる業務と自社で行う業務を整理しておく

採用コンサルの費用対効果を高めるには、外部に任せる業務と自社で行う業務を事前に整理しておくことが必須です!

役割分担が曖昧なまま契約すると、社内でも同じ業務を行って無駄な費用が発生したり、必要な対応が抜け落ちたりする危険も…

そして、採用担当者がいない中小企業では、すべての業務を自社だけで進めようとすると、経営者が本来集中すべき経営判断や営業活動に使う時間が減ってしまい企業が停滞する事態に陥ります!

なので契約前に次の項目を振り分けておいて、効率的に支援を任せましょう。

採用業務採用コンサルに任せる業務自社で行う業務
採用計画採用戦略の立案、採用目標の設定支援採用人数・時期・予算の決定
求人作成求人市場の分析、求人票の改善提案仕事内容や職場環境などの情報提供
応募者の集客採用手法の提案、求人媒体の選定支援求人掲載の承認、必要情報の確認
選考・面接選考フローの改善、面接評価基準の作成支援面接の実施、応募者の評価
採用データの分析応募数・採用率・採用単価などの分析実績データの共有、改善策の実行
内定・入社対応内定辞退を防ぐための改善提案内定通知、雇用条件の説明、入社手続き
入社後の定着定着状況の分析、教育・定着施策の提案新入社員の受け入れ、教育、面談

このように、採用コンサルには専門知識が必要な分析や改善提案を任せ、自社では採用の最終判断や入社後の受け入れを担当すると、費用対効果を実感できる支援を受けられますよ!

特に、採用担当者がいない中小企業では、経営者がすべての業務を抱え込まない体制づくりが事業を持ち直すためのコツです。

契約前に業務分担を明確にし、限られた時間と予算を必要な業務に集中させましょう。

③採用から定着まで継続的に改善する

採用コンサルの費用対効果を実感するには、採用できた時点で終わりにせず、入社後の定着まで継続的に改善することが重要です。

採用コンサルによって採用できても、入社した社員が早期に退職したことで、求人掲載費や採用コンサルへの依頼費用、教育にかけた時間が無駄になって後悔する人も少なくないです…

なので、「採用がなぜうまくいったのか?」「採用後の教育体制に不備はないか?」不安材料を消して失敗確率を下げる取り組みが必要になるんですね!

⚠️採用担当者がいない中小企業では、日々の業務に追われ、採用結果を振り返る時間を確保できないことがあり、弥縫策で終わる可能性が高いです。

こうした事態を防ぐために、採用コンサルと定期的に以下の項目を確認しましょう。

応募状況: 求人への応募数や応募者の傾向を確認し、求人内容や募集方法を見直す
選考状況: 面接通過率や内定承諾率を分析し、選考方法や応募者への説明を改善する
定着状況: 入社後の面談や離職率を確認し、教育体制や職場環境を見直す
費用対効果: 採用単価や定着率を確認し、費用に見合った成果が得られているか検証する

気をつけたいのが、数値を確認するだけでなく、問題の原因を特定して効果的な改善策を実行することです。

採用から定着まで一貫して改善することで、採用のやり直しによる無駄な出費を抑え、長く活躍できる人材の確保につなげられますよ。

採用コンサルの成果を最大化する項目選びのポイント4選

数値が上がったことを報告する定例会

採用コンサルに依頼したからといって、期待した成果が必ず得られるとは限りません!

なぜなら、支援内容が自社の課題に合っていなかったり、採用目標が曖昧だったりすると、費用をかけても応募者が集まらず、採用後の早期離職まで発生して損失を招きかねないからですね。

特に、採用予算や人員が限られている中小企業にとって、採用の失敗は大きな損失となるでしょう。

そのため、こうした事態を防ぐには採用コンサルに任せるだけでなく、自社の課題を明確にし、支援内容や成果を定期的に確認することが重要です。

ここでは、採用コンサルの費用を無駄にせず、採用成功と人材の定着につなげるために押さえておきたい4つのポイントを具体的に解説します。

・応募が集まらない企業はペルソナと求人媒体を見直す
・採用できるけど定着しない企業は採用後のフォロー体制を見直す
・社長が採用業務に追われている企業は採用体制を構築する
・採用費用が膨らんでいる企業は要点を見極めて投資する

①応募が集まらない企業はペルソナと求人媒体を見直す

ペルソナ(採用したい人物像)は、職種名や必要なスキルを挙げるだけでは十分ではありません。

どのような業務を任せ、どのような行動や成果を期待するのかまで具体化すると、求人内容や面接で確認する項目を明確にできます。

例えば、次のように職種ごとの人物像を設定しましょう。

職種求める人物像の具体例面接で確認したいこと
営業職顧客の話を丁寧にヒアリングし、課題に合った提案を考えられる人。目標から逆算して行動し、商談後の振り返りもできる顧客の要望を聞き出し、実際に提案へつなげた経験があるか
事務職入力や書類作成を正確に行い、納期を守って業務を進められる人。ミスに気づいた際は速やかに報告・修正できるマルチタスクとなった場合、どのように優先順位をつけるか
製造職作業手順や安全ルールを守り、品質の変化にも気づき対応できる人。不明点を自己判断で進めず、周囲の意見を仰ぐ手順を守るために工夫した経験や、異常を発見した際に取るべき対応
販売・接客職相手の思いをくみ取り、状況に応じて相手につたわる説明ができる人。苦情や要望にも落ち着いて対応できる相手の不満や要望を聞き、悩みを解決した経験があるか
管理職チームの目標と役割を明確にし、進捗を確認しながら部下の成長を的確に支援できる人。問題が起きた際は論理的に原因を分析し、改善を進められる部下の育成や業務改善で、どのような行動を取り、どんな変化が起こったか

さらに、採用したい人物像は、自社の課題に合わせて調整する必要があります。

ペルソナを作成したら、設定した人物像を求人票と面接の評価基準に反映させましょう。

評価項目を事前に決めておけば、採用コンサルにどんな戦略を立ててもらうのか道筋が明確になるので、より精度が高い施策を打てますよ!

職種ごとに必要な行動や能力を具体化し、求人と面接の基準をそろえることが、採用のミスマッチを防ぎ、自社に合う人材を見つけるためのポイントですよ!

②採用したいけど定着しない企業には採用後のフォロー体制を見直す

採用しても社員がすぐに辞めてしまう企業は、採用活動だけでなく、入社後のフォロー体制を見直すことで定着率をグッと引き上げられます!

なぜなら、採用できたとしても、職場になじめなかったり、仕事内容が事前の説明と違っているなど相互理解が浅いと、早期離職につながる危険性があるからです。

特に、採用担当者がいない中小企業では、入社後の教育や面談が現場任せになり、新入社員の悩みや不安を把握できていないケースも多々見受けられますね。

定着支援の実施時期と確認内容は、次のように整理できます。

時期主な取り組み確認すること
入社前労働条件・仕事内容の説明認識の食い違いがないか
入社初日〜1週間職場案内、教育担当者の設定仕事の進め方や相談先がわかるか
入社後1か月初期面談、業務の習得状況の確認不安や業務上の困りごとがないか
入社後3か月定着状況の確認、教育方法の見直し職場になじめてるか、支援が機能しているか

※上記は一例です。職種や業務の難しさに応じて、面談の頻度や確認項目を調整してください。

採用コンサルに定着まで依頼する場合は、定着支援の仕組みづくりや面談の計画など、どのくらい支援してもらえるか確認しましょう。

入社前の説明から入社後の面談、改善策の実施までをプロセス化することで、社員の不安を早期に把握し、早期離職の防止と採用コストの削減につなげられます。

③社長が採用業務に追われている企業は採用体制強化

社長が採用業務に追われている企業は、採用業務を整理し、社内で継続的に採用を進められる体制構築が優先です!

その理由として、求人票の作成や応募者への連絡、面接の日程調整などを社長が一人で担当していると、営業活動や経営判断に使う時間が減り、事業の成長を妨げる悪循環が起こり得るからですね。

さらに、採用業務が社長に集中すると、対応が遅れて応募者が他社に流れたり、面接準備が不十分になったりする可能性も。

人手不足を解消するための採用活動が、かえって経営者の負担を増やしてしまう末路を辿る可能性が高いんです…

こうした状況を改善するには、まず採用業務を洗い出し、誰が何を担当するのかを明確にしましょう。

担当者主な業務役割のポイント
社長採用人数・予算の決定、採用の最終判断経営に関わる重要な判断に集中する
総務・事務担当者応募者への連絡、面接日程の調整、書類管理決められた手順に沿って採用業務を進める
現場責任者仕事内容の説明、必要な能力の確認、面接への参加現場で必要な人材を見極める
採用コンサル採用戦略の立案、求人改善、採用データの分析専門知識を活用して採用活動を改善する

実際の運用状況を確認しながら、採用コンサルとともに無理なく継続できる形に整えることで効果を実感できるでしょう!

採用業務の洗い出しから役割分担、手順の標準化、定期的な改善まで進めることで、社長一人に依存しない採用体制を整え、経営に集中できる時間を確保できるようになりますよ。

④採用費用が膨らんでいる企業は要点を見極めて投資する

採用費用が膨らんでいる企業は、採用活動にかかる費用を項目ごとに把握し、成果につながる部分に予算を集中させて正しい方向性を掴むことで採用コンサルの費用対効果も実感できます。

求人媒体への掲載や採用コンサルへの依頼に費用をかけていても、応募が集まらなかったり、採用後に早期離職が発生したりすれば、十分な効果を得られません。

特に、予算に限りがある中小企業では、必要性を十分に検討せずに採用サービスを利用すると、資金が圧迫される危険が大いに考えられます…

こうした事態を防ぐには、まず採用活動にかかっている費用を洗い出し、どの項目にどれだけ投資しているのかを把握しましょう。

求人媒体の費用: 媒体ごとの応募数や採用人数を比較し、成果が乏しい媒体の掲載方法や予算配分を見直す
採用コンサルの費用: 契約内容と支援実績を確認し、自社の課題解決につながる支援に投資する
選考にかかる費用: 面接回数や選考手順を見直し、必要以上に時間や人件費がかからないようにする
入社後の教育費: 研修やマニュアルを整備し、教育のやり直しや早期離職による追加費用を抑える

自社だけで費用の使い方を判断できない場合は、採用コンサルに採用データの分析や予算配分の見直しを相談する方法も有効ですよ!

契約前には、具体的にどの費用や課題を改善できるのかを確認し、支援内容と料金を比較しましょう。

採用費用を単純に削減するのではなく、成果につながる項目を見極めて投資することが、無駄な支出を抑えながら採用成功と人材定着を実現するポイントです。

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中小企業は、自社のみで採用を完結することが難しいので、採用コンサルの利用が最善です!

ですが、業者と食い違いが発生したことで、高いお金を出したのに思うように成果が出ない事案が実際に起きています…

ただでさえ採用に時間を取れないのに、さらに時間も手間もかかってしまうと、企業としていずれ資金が枯渇してしまう最悪の事態になることもありえます。

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失敗しない採用コンサルの選び方3選

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採用コンサルの選び方を間違えると、なかなか成果につながらず、途中で辞めてしまいコストと時間が奪われてしまうことも…

繰り返しですが、採用予算や人員が限られている中小企業にとって、成果につながらない支出は経営への大きなダメージが及びます。

失敗を防ぐには、料金の安さだけで判断せず、自社の採用課題を解決できる支援会社を選ぶことがコツです!

ここから、採用コンサル選びで後悔しないために、契約前に確認しておきたい3つのポイントを具体的に解説します。

・自社と似たような業種での実績があるか
・費用と支援範囲が明確に表示されているか
・採用後の定着や採用にまつわる相談に乗ってくれるか

①自社と似たような業種での実績があるか

採用コンサルを選ぶ際は、自社と似た業種や企業規模で採用を支援した実績があるかをまずは確認しましょう。

なぜなら、業種によって求められる人材や採用市場の状況は異なるため、自社の課題に合った支援ができる会社を選ぶ方が成功率が高くなるからですね。

また、中小企業では大企業と比べて採用予算や人員が限られるため、限られた資源で成果につなげた経験も重要な判断材料となりますよ。

採用コンサルの実績を確認する際の要点
業種の実績: 自社と同じ、または近い業種で採用を支援した経験があるか
企業規模の実績: 中小企業など、自社と似た規模の会社を支援した経験があるか
課題解決の実績: 応募者不足や内定辞退、早期離職など、自社と似た課題を改善した事例があるか
成果の具体性: 応募数や採用人数、採用単価、定着率など、支援前後の変化を確認できるか

⚠️ただし、実績の件数や知名度だけで判断するのは避けましょう。

他社で成果が出ていても、自社の採用課題や予算、職場環境が異なれば、同じ結果になるとは限りません。

「どんな課題に対して、どのような施策を実施し、結果どんな成果につながったのか」まで把握できると、不安要素を減らして選ぶべき採用コンサルを判断できますよ!

自社と似た業種・規模の企業を支援した経験があり、課題解決の過程と成果を具体的に説明できる採用コンサルを選ぶことが、採用の失敗を防ぐポイントです。

②費用と支援範囲が明確に表示されているか

採用コンサルを選ぶ際の判断基準として、費用だけでなく、料金に含まれる支援内容や追加費用の条件が明確に示されているかを確認しましょう。

というのも、料金が安く見えても必要な支援が別料金になっていれば、最終的な支出が予算を大きく上回るおそれがあるんですね。

契約前には、次の項目を確認することが重要です。

基本料金に含まれる業務: 採用計画の策定、求人内容の改善、面接方法の見直しなど、どこまで対応してもらえるか
スポット依頼が可能か:必要な施策にのみ重点的に資金を投じて成果を出せるのか
追加費用の有無: 求人原稿の作成や採用媒体の利用、応募者対応などに別料金が発生するか
契約期間と解約条件: 最低契約期間や途中解約の条件、解約時に必要な費用は何か
成果物と報告内容: 採用戦略の提案書や分析レポートなど、何を提供してもらえるか
支援時間や対応範囲: 月に何時間の支援を受けられるか、相談回数や対応方法に制限がある
採用コンサル会社を2社比較した例
採用コンサルA社…月額20万円(採用計画の助言のみで、求人改善や効果検証には追加料金が必要)
採用コンサルB社…月額30万円(採用計画から求人改善、採用データの分析まで一気通貫して対応)

初期の料金の安さだけでA社を選んだ場合、結果的にA社の方が高くなるパターンは往々にしてありますね。

また、契約内容を曖昧にしたまま依頼すると、想定していた支援を受けられず、採用活動が停滞するケースも十分考えられますよ!

費用と支援範囲を事前に把握し、自社の予算内で必要な支援を受けられる採用コンサルを選ぶましょう。

③採用後の定着や採用にまつわる相談に乗ってくれるか

採用コンサルを検討する時は、採用活動の支援だけでなく、採用後の定着や採用に関する悩みまで相談できるかを確認しましょう。

重複しますが、中小企業では採用担当者がいなかったり、経営者が採用業務を兼任していたりするケースも少なくありません。

そのため、求人募集や面接の改善だけでなく、入社後の教育や職場環境の整備、社員の定着に関する悩みまで幅広く相談に乗ってくれる支援先を選ぶ必要があるんですね。

自社に合う採用コンサルを見極める項目
採用に関する相談体制: 応募者が集まらない、内定を辞退されるなどの悩みに対応してもらえるか
入社後の定着支援: 新入社員の教育体制や面談の仕組みづくりについて助言を受けられるか
労務管理に関する相談: 雇用条件や労働時間、職場環境など、採用に関連する労務上の課題について相談できるか
継続的な改善支援: 採用活動の結果や退職理由を分析し、改善策の提案まで対応してもらえるか

例えば、採用した社員が入社後3か月以内に退職するケースが続いている企業では、採用コンサルと連携し、採用時の判断基準や入社前の詳細説明、入社後の面談方法を見直すことが改善案として浮かんできます。

退職につながる原因を把握し、採用から定着まで一貫して改善することで、同じ失敗を繰り返すリスクを抑えることができますよ!

採用人数を確保することだけを目的にせず、採用後の定着や労務管理まで見据えて相談できる採用コンサルを選ぶことが、長期的な採用コスト・工数の削減と組織の安定に直結します。

採用コンサルの費用が変動する3つの理由

会社のコスト

採用コンサルの費用は、依頼する会社や支援内容によって大きく変わります。

採用コンサルの費用を正しく比較するには、料金だけでなく、どのような業務を依頼できるのか、どの程度の支援が自社には必要なのかを理解して精査しなければいけません!

費用が変動する理由を知らずに契約すると、必要な支援を受けられなかったり、想定外の追加費用が発生してトラブルに発展することも…

なのでここからは、採用コンサルの費用を左右する3つの理由を解説しますね。

・依頼する支援内容によって金額が変わる
・採用人数や職種の希少性によって費用が変わる
・契約期間やコンサルタントの稼働時間によっても変動する

①依頼する支援内容によって金額が変わる

採用コンサルの費用は、依頼する支援内容や業務の範囲が広くなるほど高くなる傾向があります。 

なぜなら、採用課題の分析や改善策の提案だけを依頼する場合と、採用計画の立案から求人作成と実務まで巻き取ってもらう場合では、工数が大きく変わるからですね。

例えば、求人を出しているけど応募者が集まらない企業が、求人内容の分析や改善案の提案だけを依頼する場合、支援範囲を限定できるため費用を抑えられます。

採用コンサルに依頼できる主な業務には、次のようなものがあります。

採用課題の分析: 応募者が集まらない原因や採用活動の問題点を明確にする
採用戦略の立案: 採用目標や求める人材像、採用スケジュールを設定する
求人内容の改善: 求人原稿や募集条件を見直し、応募につながる情報を整理する
選考プロセスの改善: 面接方法や評価基準を見直し、採用の精度を高める
採用後の定着支援: 入社後の教育やフォロー体制を整え、早期離職を防ぐ

中小企業に多く見られる採用担当者がいないケースでは、採用計画の立案から選考体制の構築まで統合的に支援してもらうことで、経営者の負担を軽減しつつ効果的なアプローチが可能です!

費用を抑えながら成果につなげるには、まず自社の採用課題を明確にし、外部に任せる業務と社内で対応する業務を整理することが先決です。

必要な支援を見極めて依頼する業務を絞り込むことが、採用コンサルの費用対効果を高める方法ですよ!

②採用人数や職種の希少性によって費用が変わる

採用コンサルの料金は、採用する人数や職種によっても変わってきます。 

採用人数が多くなるほど応募者の管理や面接調整などの業務が増え、専門的なスキルを持つ人材を採用する場合には、対象となる人材を探すための分析や採用戦略の検討にかかる時間が増えるんですね。

例えば、特定の資格や実務経験が必要な技術職や、専門知識を持つIT人材などは、一般的な求人掲載だけでは十分な応募を集められない場合があります。

そのため、採用市場の調査やターゲット人材の見直し、求人媒体の見定めなど、より専門的な支援が必要になる時もありますね。

採用コンサルに依頼する際は、次の項目を整理しておきましょう。

採用予定人数: 何名を、いつまでに採用したいのか
募集する職種: どのような業務を担当する人材が必要なのか
求める経験やスキル: 必須の資格や実務経験、歓迎する能力は何か
採用の難易度: 応募者が集まりにくい、内定を辞退されやすいなどの課題があるか

⚠️ただし、採用人数が増えれば必ず費用が高くなるわけではありません。

採用コンサルによっては、採用人数ではなく、支援時間や業務内容、契約期間を基準に料金を設定している場合もあります。

採用人数と職種の特性に合った支援先を選ぶことが、効率よく費用を抑える手段ですよ!

③契約期間やコンサルタントの稼働時間によっても変動する

採用コンサルの依頼費は、契約期間の長さやコンサルタントが支援に費やす時間によっても変化します。 

その理由として、継続的に企業に入って採用活動を支援してもらう場合と、特定の課題だけを短期集中で解決する場合では、必要な作業量に差が出るからですね。

例えば月額制で採用コンサルを利用する場合、毎月の支援時間が多くなるほど費用が高くなるといった事案も実際にあります。

一方、採用課題が明確な場合は、「短期間のスポット契約で必要な助言だけを受けて成果を出せた企業」もおりますので、やはり自社に合うコンサルの選定は不可欠ですね。

契約前には、次の項目を確認することが重要です。

月間の稼働時間: コンサルタントが毎月どの程度の時間を使って支援するのか
契約期間: 最低契約期間や更新条件、途中解約の可否はどうなっているか
支援頻度: 打ち合わせや報告は月に何回実施されるのか
追加費用: 契約で定めた稼働時間を超えた場合に追加料金が発生するか
成果の確認方法: 支援内容や採用状況を定期的に振り返る機会があるか

社内で対応できる業務まで外部に任せると費用が膨らむ可能性があるため、外部に依頼する業務と社内で行う業務を整理することも忘れないようにしましょう。

契約期間と稼働時間を適切に設定し、支援内容と費用のバランスを定期的に見直すことが、採用コンサルをフルで活用するためのポイントです!

まとめ

採用コンサルの費用相場は、契約方法や依頼する業務の範囲によって異なります。

月額制やスポット型、プロジェクト型、成果報酬型など、それぞれ料金体系や支援内容に違いがあるため、自社の採用課題に合った契約方法を選ぶことが重要です。

結論、採用コンサルの費用対効果を最大化させるには、まず自社の採用課題を明確にし、必要な支援内容と予算を細分化して漏れなく把握しておくべきです!

そのうえで、採用目標や成果指標を設定し、契約前に支援範囲や追加料金、実績、採用後の定着支援まで確認しましょう。

特に、採用担当者がいない中小企業では、外部の専門家を活用して採用業務の負担軽減だけでなく、人材の定着や組織力の向上にもつなげる手法も有効策ですね。

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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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投稿者プロフィール

山﨑香織
山﨑香織
山崎 香織(やまざき かおり)|社会保険労務士・「ヒトカラ」代表
中小企業の採用・労務問題に特化したコンサルティングを行う。
企業の「ヒト」に関する課題を根本から解決するため、採用代行(RPO)サービス「ヒトカラ」を立ち上げる。

長年にわたり労務管理および人材採用の現場に携わり、これまでに多数の中小企業の組織づくりを支援。採用戦略の立案から、Indeed等の求人メディアを活用した母集団形成、単なる求人原稿の作成や応募受付にとどまらず、社労士としての専門知識を活かした「労務環境の整備」、採用後の「助成金活用」「離職防止・定着支援」「キャリアコンサルティング」を組み合わせた、独自の『定着する採用の仕組み化』を提唱。
現在は「採用・労務のプロ」として、企業の持続的な成長に伴走している。

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