人件費削減する会社の末路がヤバい!社労士で会社支援もする私が暴露

目次

会社を経営している私も気持ちはわかるのですが、人件費って費用もかさむし、できれば抑えたいですよね。

ですが、人件費を削減することは非常に危険な行為なんです!

でも安心してください、会社として残り続ける条件を抑えておくと、人件費削減以外の方法で経営を立て直すことができますよ。

社労士の資格を持ちながら採用支援会社を経営する私が、数々の会社をみてきたからこそわかる実情を徹底的に話します!

本記事は、人件費削減する会社の末路から残り続ける会社の条件、人件費削減以外で利益を生み出す方法を解説します!

本記事を読むと会社の資金の効率化がはかれるのでぜひ最後までご覧ください。

人件費削減することで起こる5つの末路

人件費削減することで起こってしまう結末が5つあります。

  • 従業員の退職ラッシュ
  • 従業員のモチベーション低下
  • 生産性・品質の低下
  • 顧客満足度が下がる
  • 利益が失われていき事業存続の危機

上記の末路は事業が継続できるかどうかの大きなリスクとなりえるので、絶対に抑えておきましょう!

ここを知っているか知らないかで、事業の立て直しに大きく響きますよ。

それでは一つずつ解説します。

①従業員の退職ラッシュ

人件費削減することで、人手不足のまま従業員の負担は増していき、ボーナスや給与カットにも影響するため従業員は転職に動き出します。

福利厚生など条件面で不満を抱き始めると、より良い条件の会社に移りたい気持ちが芽生えてくるでしょう。

優秀な人材は転職も難しくないので、従業員にとって不利な条件を提示された場合すぐに動き出してしまうんですね。

そして尾を引くように、その他の人もより良い条件の会社を求めて辞めていきます。

このようにして退職のラッシュが発生するので、早めに人件費削減以外の方法を検討するべきです!

②従業員のモチベーション低下

人件費削減は、従業員のモチベーション低下に大きく関与します。

なぜなら、給与カットや人手不足のまま働き続けると必ず不満が生まれて仕事が長続きしないからです。

一度会社に疑問を持つと、次々にマイナスなイメージがついていき最終的に退職まで進んでしまいます。

従業員からすると会社のために働いても、仕事に対する対価が減ると「何のために頑張っているんだろう?」と働くことに疑問を抱き、パフォーマンスが下がってやる気も生産性も落ちてしまうんですね。

人件費削減は会社にとって利益になっても、従業員からすると不利な状況なので長期的に実施するのは危険ですよ。

③生産性・品質の低下

人件費削減することで、従業員は無理な働き方になってしまい、時間を費やしても生産性は落ち続けて品質が低下する恐れがあります。

人手不足で一人の業務の負担が増えると、いくら時間を費やしたとしても確実に生産性は落ちていきます!

結果として品質の低下をまねき、顧客満足度も下がって顧客が離れていく事態になりかねません。

企業のブランドイメージにも影響してくるので、生産性の低下はなんとしても避けたいですね。

より効率的に事業を進める場合、人件費削減は得策ではないですね。

④顧客満足度が下がる

人手不足のまま業務を続けると、生産性の低下にとどまらず顧客の対応が遅れてクレームにつながります。

その状態が続くと、顧客が離れていき口コミがネガティブな評価になって顧客満足度が下がることで徐々に売り上げが減少していくんですね。

売り上げに直結するということは、事業の存続に関わってくるので危険なんです。

顧客満足度が下がると会社は衰退していく一方です。顧客の信頼は失わないようにすべきですね。

顧客の信頼を取り戻すことは非常に難しいので、そうなる前に対処しましょう。

⑤利益が失われていき事業存続の危機

繰り返しですが人件費削減すると、人手不足で生産性が落ちて顧客満足度も下がっていき、売り上げは下がり続けます。

さらに優秀な人材が辞めていくと、会社のノウハウも継承できないので負のスパイラルから抜け出せなくなるんです。

気づいた時には、事業が続けられるかどうか危うい状態になる可能性もあるんですね!

人件費削減にはそれだけリスクもあります。目先の利益を求めず先を見据えた経営戦略が大事ですよ!

ここまで人件費削減した末路をお伝えしましたが、ここからは長期的に利益を出し続ける会社の条件を紹介しますね。


この条件を抑えておくと、利益向上を後押しするのでぜひご覧ください。

長期的に利益を出し続ける会社の条件4つ

長期的に利益を出している会社にはある共通点があります。

  • 人を大切にしている
  • 人手不足に困っていない
  • 顧客のニーズに合わせて変化に対応している
  • 価値の提供と改善が行われている

私が数多くの会社をみて感じたこととして、上記4つの条件が整っている会社は、利益を出しながら安定した経営を続けているなと思いました!

会社を経営する上で絶対実践してほしいことなのでみてください。

では一つずつ解説します。

①人を大切にしている

人を大事にしない会社は、いずれ潰れると言われています。

なぜなら仕事とは、すべて人との繋がりで成り立っているからですね。

顧客への対応、社員への日頃のコミュニケーションなど小さな気遣いが蓄積して信頼へと変わっていきます!

人を大切にする会社はいつの時代も求められ続けますよ。逆に社員に無理を強いる会社は避けられていますね。

人を大切にする会社が具体的に取り組んだ例として、

・既存社員の成長を手助けする育成
・新入社員へのしっかりとした研修・フォローアップ体制

上記は実際に毎年売り上げをあげている会社がやっていることなので、取り入れてみてください!

②人手不足に困っていない

人手不足の問題を抱えていない会社は残り続けます。

それは、優秀な人材が残り人の入れ替わりがなく社員が長期的に成果をあげてくれるからです。

人手不足で困っていない会社は「適切な人員配置」「長時間労働・休日出勤の禁止」「社員の心に余裕が生まれハラスメントが横行しない」このあたりが整っていて、従業員満足度が非常に高いんですね。

ですので、人件費を削減するよりも適切な配置で適切な仕事量を振ることが結果、効率的に利益を生み出す仕組みを作ってくれるんです。

優秀な人材を採用したいなら“採用代行”をオススメします!採用のプロが求める人材を徹底的に分析して戦略を練ってくれるので成功率が格段に上がりますよ。

③顧客のニーズに合わせて変化に対応している

市場環境や顧客のニーズに対応している会社は成長して残り続けます。

なぜなら会社として安定的に利益を得るには、市場環境や顧客のニーズに対し柔軟な対応が必須だからですね。

1つ気をつけてほしいことが、自分のビジネスを貫き通すことです。

売り上げが下がっているのに「今までこのやり方でうまくいったから大丈夫!」と考えるのは危険ですよ。

過去の実績に固執して、ニーズにそぐわないビジネスをすると顧客は離れていき売り上げは下がります。

常に市場を調査し、ニーズの変化に対し柔軟に対応できる会社であることが生き残る条件でしょう。

④価値の提供と改善が行われている

顧客に提供する価値やサービスの内容、質を進化させ続けることも生き残るのに必要な条件です。

顧客のニーズが変化するように、顧客が求めているものも変わっていきます。

その変化にすぐ気づいて、PDCAを回し続ける会社が残り続けることができるんですね!

顧客のニーズを把握して行動に移すステップとして、

1.顧客にアンケートをとり、評価してもらう
2.顧客のデータから傾向、購入した背景を分析する
3.データを元に実際に改善していく

上記のステップを繰り返し続けることで、ニーズが理解でき価値の提供ができるようになりますよ。

利益を出し続けたいなら優秀な人材を雇おう!失敗を避けるなら採用代行がオススメ

採用代行とは、企業の代わりに採用戦略を考えたり、求職者とのやりとりを行い就業後のサポートまで実施する支援のことです。

繰り返しですが、人件費を削減することは利益の追求には効率的ではないですね。

経営を安定させるには人材の確保が不可欠なんです!

ですが思うような人材が来なかったり、うまく採用が進まないのも現実。

そこでオススメしたいのが「採用代行」です!

なぜ自社での採用ではなくて、採用代行を使うことをおすすめするかというと

・採用戦略〜応募者対応まで一貫して対応してくれる
・それぞれの会社にあった採用プランを提案
・人材定着後のアフターフォローがある
・プロに任せることで確実な採用方法を実施できる

上記の内容をまとめて対応してくれるのが採用代行なんですね。

採用は正しい方法を実施できないと長期化して、本当にきてほしい求職者がいつまでも来ないなんてこともあるので、コストがかかるんですよね。

採用代行であれば、コストを抑えつつ本当に欲しい人材の獲得が実現できますよ。

私が運営する“ヒトカラ”は、数多くの採用支援を経験した私が直接サポートさせていただきます!

ちょっとしたお困りごとでも、ご相談ください。

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人件費削減するなら絶対やってほしいこと3選

人件費削減が避けられないなら絶対に実践してほしいことが3つあります。

  • 従業員の配置換え
  • 人材の育成・教育に力を入れる
  • 無駄な業務を洗い出す

上記3つの方法は、会社を守りつつ人件費削減できるので覚えておきましょう。

それでは一つずつ解説します。

①従業員の配置換え

従業員の配置換えをすることで生産性向上をはかる方法ですね。

部署によっては人員の偏りがあるケースもあるので、適切な人員配置ができると残業代を抑えれて人件費削減につながるんですね。

各従業員の適正やスキルを改めて見直すことで、新たな気づきも得られ適切な人員配置ができますよ!

人件費の効率化と会社全体の士気を高めることができるので、自然と会社内が活気付くでしょう。

②人材の育成・教育に力を入れる

人件費削減する時、重要になってくるのが「人材の育成」です。

その理由は育成・教育に力を入れることで、従業員のスキルアップにつながり生産性が上がって、効率的に利益を生み出してくれるからですね。

育成・教育とは例えば、専門資格の取得やリーダー、マネジメントスキルの継承などです。

人材の教育に惜しみなく投資できたり、人とのつながりを大切にできる社長は、従業員からも顧客からも信頼される存在ですね。

人材教育を実施する際も、「何を」「どこまで」「どのようにして」実施するのか計画的に動けるといいですよ!

③無駄な業務を洗い出す

会社の業務の中には、必ず無駄な業務が発生しているはずです。

無駄な業務を省くことで、業務が効率化できて限られた時間と人で成果を出すことができるんですね。

具体的には、必要のない資料作成、目的の定まっていない会議などです。

また、従業員一人一人の業務に優先度をつけると、さらに時間を削減できますね。

同じ仕事を長々やるよりもタスクが切り替わった方が、集中できますし従業員もモチベーション維持できるので生産性も上がりますよ!

人件費削減のメリット3選

実は、人件費削減にもメリットが3つあるんです。

  • 一時的に経費を抑えて利益を出せる
  • 繁忙期に合わせて人を雇うなど経費の調整が可能
  • 会社の資金を別の経費に充てれる

上記のメリットは人件費を抑えつつ、収益を下げないことが実現できますよ。

ですが、押さえるべきポイントもありますので確認しておきましょう。

では一つずつ解説します。

①一時的に経費を抑えて利益を出せる

人件費削減は、一時的に経費を抑えて支出改善の手段となります。

なぜなら人件費は会社が抱えるコストの中でもかなりのウエイトを有するからですね。

主な削減事例として、残業代や休日出勤を抑えるだけで会社の資金にゆとりが生まれたケースもよく聞きますね。

人件費削減の中でも、少ない人員で無理な業務を課せる方法はデメリットが強く、会社が右肩下がりに落ちる可能性もあるので避けましょう!

短期的に財源を安定させるには有効な手段ですよ。

②繁忙期に合わせて人を雇うなど経費の調整が可能

繁忙期の忙しい期間だけアルバイトや業務委託を使って、短期契約を結び人件費を削減する方法もあります。

この方法は、会社として重要な局面だけ人を増やして、落ち着いた頃に人員を減らすことで人件費をかけずに収益を出せるんですね。

主な例としては、

・繁忙期に事務や単純作業があふれる会社
・教育コストをかけずに、人手を増やしたい会社

上記の場合、人件費削減しつつ従業員の業務負担を減らせるので有効です!

短期契約なので、心置きなく人件費を使うことができて、あわよくば正社員にステップアップのスカウトもできる可能性があるメリットもあるんですね。

③会社の資金を別の経費に充てれる

人件費を削って生まれた資金を会社の未来に投資するメリットがあるんです。

人件費を必要最低限に抑えつつ、会社の成長に資金を注ぎ込むことができれば、大きな利益を獲得する可能性があるんですね。

投資とは例えば、

・新規事業への投資
・人材育成・教育など会社の成長に必要なコストへの投資

人件費削減は、会社の資金を動かす施策だからこそ、戦略を練った上で具体性をもった人件費削減案を実施することをおすすめします!

人件費削減するなら準備しておくべき3つのこと

これから人件費を削減しようか悩んでいる社長さんもいるでしょう。

人件費削減する前に準備しておくべきことがあるので、把握しておきましょう。

  • 従業員との密なコミュニケーション
  • 法的なリスクの確認
  • 長期的な視点で今後の会社を見据える

上記3つは人件費削減して、経営が悪化するような影響を受けるリスクを避けるためにも必ず確認してください。

それでは一つずつ解説します。

①従業員との密なコミュニケーション

施策を行う前に、絶対に従業員へ相談するのを忘れないようにしましょう。

コミュニケーションが不足してしまうと、従業員の不満が溜まっていき業務に支障をきたし、最悪の場合退職者が出てしまう事態も考えられます!

人件費削減の旨を、偽りなく詳細に伝える必要があり、従業員が疑問に思うことは全て払拭してから施策に乗り出す方がトラブルを避けられますよ。

私は人材業界に長くいたこともあり、社長が従業員とのコミュニケーションがうまく取れていると、多少無理な施策も従業員は前向きに取り組んでいる印象でしたね。

一方的な意見の伝達に対して従業員は身構えてしまうので、理解が得られるような納得のいく説明が必須でしょう。

②法的なリスクの確認

人件費削減で本当に気をつけてほしいのが、法的なリスクの確認ですね。

なぜなら、実際に法に触れてしまって従業員から訴訟を起こされるケースが過去に存在したからですね。

原則として、従業員の給与を減額する場合、個別の合意が必須ですよ!リスクを知らずに実施して後から訴訟されてはどうしようもないので覚えておきましょう。

繰り返しですが、人件費削減するなら以下3つを導入しましょう!

  • 残業代の削減
  • 配置転換・出向
  • 非正規雇用の活用

法的なリスクを避けたい場合、社労士でもある私にご相談ください!採用支援のみならず、会社の利益向上のためサポートいたします。

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③長期的な視点で今後の会社を見据える

人件費削減は、あくまで短期的に利益回復をはかる施策です。

仮に長期化してしまうと、従業員のモチベーション・生産性の低下、顧客満足度の低下、経営悪化のリスクが発生してしまうんですね。

1年後、3年後、5年後を見据えた時に、人件費削減で経営が傾いてしまう危険がある場合、施策の実施を見直すべきでしょう。

ですので行き過ぎた人件費削減は、人材の流出をまねき会社にとって不利益が生まれるので、従業員の声を聞き入れて、独断での判断をしない方がいいんですね。

まとめ

本記事では、人件費削減の末路から長期的に残り続ける会社の条件、人件費削減する際に必要なことをお話ししました。

結論、「経営の安定には人の力が不可欠で、絶対に人を蔑ろにしてはいけない」ということです!

厳しいことをいいますが、人を重宝できない会社の未来は暗いですよ。

本記事で伝えたことを実践すれば、最悪のパターンを避けられるので絶対に忘れないでください!

それでは、本記事をおさらいしていきましょう。

人件費削減することで起こる5つの末路
・従業員の退職ラッシュ
・従業員のモチベーション低下
・生産性・品質の低下
・顧客満足度が下がる
・利益が失われていき事業存続の危機
長期的に利益を出し続ける会社の条件4つ
・人を大切にしている
・人手不足に困っていない
・顧客のニーズに合わせて変化に対応している
・価値の提供と改善が行われている
人件費削減するなら絶対にやってほしいこと3選
・従業員の配置換え
・人材の育成・教育に力を入れる
・無駄な業務を洗い出す

業績を回復して、会社の明るい未来を迎えるために動き出しましょう。

経営に関するほんの少しのお困りごとでも、社労士かつ会社支援に数多く携わってきた私がいつでもサポートいたします!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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